DRESS CODE

髪の日焼け止めについて

奈良学園前藤ノ木台美容室 DRESS CODE(ドレスコード)中津です。

髪の日焼け止めを使ったことはありますか?
頭皮や髪の毛が紫外線によってダメージするのを防ぐという意味でいろんなメーカーから商品が出ています。

結論からいうとDRESS CODEでは髪の日焼け止めはお勧めしていません。なぜかはこの後を読んでいただけるとわかります。

【髪の日焼け止め】買って使って安心していませんか?使用していて効果を実感できる方はどのくらいいるのでしょう?

カラーの色持ちか良くなる、カラーの褪色が遅くなるとメーカーは謳いますね。

カラーの褪色(色落ち)がなぜ起こるかを正しく理解する

カラー剤の中にはアルカリ成分入っておりカラーが毛髪に入って発色するために必要な成分です。
アルカリ剤でキューティクルを開いて中にあるコルテックスという場所で色が発色定着するんです。

DRESS CODEではカラーリングによって開かれたキューティクルは、
カラー剤をシャンプーで流す時に健康毛の状態近くの弱酸性に戻し、開きをなるべく閉じるようにしています。

蓋をすれば中のコルテックスも、そこに止まるカラーも外には出にくいですが、適切なケアを怠ると
キューティクルが開いてしまうい内容物も発色したカラーも出ていってしまいます。
これがカラーの褪色の大きな原因です。

日焼けで髪は痛むのか?

資生堂がソーラーシュミレーターを使用した実験をしています。

内容は1000wのパワーで真夏の正午の太陽光を擬似的に作り出し1日1時間、3ヶ月髪の毛に当て続けた時にパサつきや髪の弾力低下が見られたとのことです。

私が思ったのはそこまで過酷な状況にいる人って一般的ではないということです。

どうでしょうか?普通に暮らしていても髪は日焼けしそうにありません。

なぜ髪の毛の日焼け止めはあるの?

気にしている方や初めて気がついた方、テレビ雑誌SNS美容師の商品紹介で良く売れるからです。

本当は髪に日やけ止めはいらないんだけど、『髪にも紫外線ケアが必要ですよ!』と言われたら『やらなきゃ!』と思ってしまうんです。

髪の日焼け止めの何が良くないの?

大手メーカーが作っている髪の日焼け止めですが大量に安価で在庫状態が長持ちしないと売れません。
そのために紫外線吸収剤やアルコール、香料を溶かすための油、防腐剤を入れなければなりません。

これらの成分は髪にも肌にも良くありません。瞬間的にその場では艶が出ていい香りで良さげですが、何度も使うのは良くありません。
髪の毛はアルコールで乾燥して、紫外線吸収剤で化学反応が起きてしまいダメージ、油は熱も相まって酸化、残留してシャンプーで落ちにくいです。

どうやって髪を日焼けから守るのか

日傘をさすことと、帽子をかぶることです。


『そんなこと?』と思いますよね。でも先ほどの実験で分かる通り日焼けで髪が傷む人はごく限られる人、たとえば漁師さんやサッカー選手ラグビー選手など日々長時間太陽光を浴びる人です。

カラーの褪色は避けられないの?

大丈夫です!カラーの色落ちの原因はサロンにもあるのでDRESS CODEでは以下のことにこだわってカラー施術をしています。
⚪︎施術時に新しく伸びた健康な髪と、1度でもカラーをしている髪を丁寧に塗り分ける。
⚪︎カラー剤にCMC コラーゲン(タンパク質)を添加する。
⚪︎過度なコーミングでキューティクルを傷つけない。
⚪︎流す際にはキューティクルを閉じるようにアルカリ薬剤除去をして弱酸性に戻す。

ご自宅では
⚪︎適切なシャンプー剤での適切な洗い方
⚪︎トリートメント、乾かす前の洗い流さないトリートメント(ミルクタイプ)使用
⚪︎ドライヤーのかけ方温度
⚪︎毎日使うスタイリング剤
に気を使っていただけるとカラーの褪色は少なくできます。

これができるとリタッチ(根本だけ染める)カラーが可能となりさらに髪に毛全体のダメージを抑えることができるようになります。

綺麗になっていただくのが美容師の仕事ですのでこれからもお伝えしていきたいと思います。

それではまた!

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